HIV血液 数人に輸血

HIV血液 数人に輸血

2013年11月26日の毎日新聞の記事によりますと、エイズウイルス(HIV)に感染した献血者の血液が、日本赤十字社の検査をすり抜けて出荷され、患者数人に輸血されていたことが25日に確認されたそうです。

 

厚生労働省と日本赤十字社は、すでに輸血された患者2名を特定しているため、感染しているかどうかを調査している(一人は感染が確認されたことを26日に発表)とのことですが、大変なことが起きてしまいました。

 

エイズウイルス感染者の血液が輸血されたのは、2004年に日本赤十字社が対策を強化して以降は初めてだそうですが、まだまだ対策は充分ではなかったということです。

 

 

 

今回の事件の献血者は、性的行動に関する質問で事実と異なる回答をしている為、エイズウイルスに感染していないかどうかの検査目的で献血した可能性があるそうですが、検査目的で献血をするのは間違っているし、病院などでの検査での質問には、当然事実を答えなければいけません。

 

医師との対人質問で正しく答えることができないなら、まずは自宅に郵送されてくる検査キットなどを使うのも一つの方法です。

 

とにかく早期発見のために早く検査を受けなければいけません。

 

また、HIV感染後約8週間をウインドーピリオド(空白期間)と呼んでいて、ウイルスや抗体が微量であるため検査で判別できないケースがあるそうです。

 

これまでに検査を行った人も、一定期間を置いて再度検査をする必要が有ります。やはり、早期発見が何よりですね。

 

 

※日赤では献血でHIV感染が判明しても献血者に告知していないそうです。(年間延べ約530万人の献血者のうち、2011年は89人、2012年は68人のHIV感染者が確認されている。)また、外国で虚偽申告してHIV感染者が献血すると、刑事罰が課せられるケースもあるそうです。

page top