HIVとAIDSの違いについて
HIVとAIDSの違いをごご存知でしょうか?
簡単に言うと、
「HIVが原因で引き起こされる症状をまとめてAIDS」 となります。
HIVとは、「ヒト免疫不全ウイルス」というウイルスの名称。
AIDSとは、「後天性免疫不全症候群」。
病気と闘う免疫の力が弱まるので、いろいろな症状が出てきます。
原因不明の体調不良になる場合もあるし、
肺炎に似た症状が出るなどして正しく診断されないこともあるようです。
現在、世界中で3530万人以上のHIV/AIDSの患者がいるといわれていて、
厚生労働省のまとめによりますと、
2012年の日本におけるHIV感染者数は1002件、AIDS患者数は447件。
両方をあわせると1449件で、9年連続1000件を超えているそうです。
感染経路は主に3つ。
1.性行為による感染。
もっとも多い感染経路。2013年6月までに報告されたHIV感染者のうち、
同姓との性行為が約73%、異性との性行為が約16%。
コンドームの使用が有効な予防手段とされています。
2.血液を介した感染。
覚せい剤などの注射器の回し打ちが原因である場合が多いようです。
献血された血液は検査されていますが、2013年11月に日本で大事故が起きています。
エイズ予防財団によると、感染の可能性を完全に排除できない、とされています。
3.妊娠中や出産時に起きる母子感染。
母親がHIVに感染していると、赤ちゃんにも感染してしまうことが有ります。
母乳を与えない、HIV感染症の治療薬を飲むなどで感染を抑えることができるといわれています。
厚生労働省などは早期発見・早期治療を訴えています。