どもりの治し方【腹式呼吸】
腹式呼吸とは、吸った空気が胸のあたりに入ってくる感覚がある胸式呼吸とは違い、
お腹が膨らむ呼吸です。
なかなかうまくできない人は、布団に横たわって呼吸をしてみてください。
自然と腹式呼吸になるはずです。
この腹式呼吸は、歌を歌う時などにもする呼吸法で、大きな声が出せるようになります。
リラックスした状態にもなれるので、心を落ち着かせたい時などに効果があります。
腹式呼吸をすることで過度の緊張から解き放たれることで、
あがり症によるどもりが軽減されるとされるといわれています。
いつでもどこでもできるどもりの治し方であるということで、
病院ですすめられたことがある人も多いでしょう。
どもりの治し方としてとてもポピュラーなものです。
緊張する状況の時などに取り入れている人も多いのですが、
重度のどもりで苦しんでいる人の多くは、
「腹式呼吸をするだけで簡単に治ったら、こんなに苦しまない」
「腹式呼吸なんて、とっくの昔から試してきたが、全く効果がない」
というのが本音です。
実際に腹式呼吸でどもりを治した方もいるようですが、
吃音の症状がまったく改善されない人が多いのも事実です。
腹式呼吸自体は息をたくさん体内に取り入れることができる良い呼吸法なので、
意識してやることで健康効果は望めると思いますが、
決定的などもりの治し方にはなっていません。