ラジオの朗読を利用してどもりを治すことができた友人の話

ラジオの朗読を利用してどもりを治すことができた友人の話

彼は20代の頃に知り合った私と同世代の男性です。

 

どもりを治すために彼が両親からすすめられたのは、

 

毎晩ラジオ番組を聞きながら聞こえてくる朗読に続いて自分もしゃべるという練習でした。

 

 

 

 

小学生がテレビも見ずに漫画も読まずに毎晩ラジオの朗読です。

 

最初は親と一緒に、やがて自分の部屋にこもって一人で練習したそうです。

 

その結果、20代半ばでやっとどもりを克服できたそうです。

 

20代半ば。つまり、10歳の頃から実に15年も続けたということです。

 

 

 

 

どもりが治るまで、からかわれることが絶えなかったと言います。

 

中学、高校、バイト先でも常にバカにされ、笑いのネタにされていたそうです。

 

それでもいつか普通にしゃべれるようになると思い、ラジオの朗読を使った練習を続けました。

 

 

 

 

彼は私たちの世代なら誰でも知っている夜のテレビ番組の思い出がありません。

 

ドリフやひょうきん族、金八先生、スクールウォーズなど、

 

社会現象にまでなった番組さえも、あまりピンとこないようです。

 

 

 

 

それだけ集中していたのでしょう。

 

その努力に脱帽するばかりです。

 

ただ、彼がとても仲の良い友達なのでハッキリ言います。

 

彼は根性があってラジオの朗読を続けられたのではありません。

 

実は、超がいくつも付くくらいの不器用な人間なのです。

 

これをやれ、と言われたら、本当にそれしかできないような、超ぶきっちょ君。

 

知的障碍者でもありません。

 

礼儀正しいし、正義感があるし、勉強がすごくできる人です。

 

欠点は運動神経が鈍いことくらいで、背も高く、顔だちはちょっとカッコイイ方です。

 

ただ、人の数倍は没頭しやすいタイプなのです。

 

そんな性格だから、15年もの間、

 

テレビも見ずにラジオの朗読を聞いていられたというのもあるかもしれません。

 

 

 

 

いま彼は、いつも笑顔です。

 

話す声が少し小さいのですが、いつもやさしく話すその口調は、どもりをまったく感じさせません。

 

彼にとって幼少期のテレビ番組の思い出が少ないことなど、どうでもいいことのようです。

 

そんなことより、自分自身の努力でどもりを完全に治したことが

 

人生に大きなプラスになっているようです。

どもりを克服した元吃音者の貴重な経験

どもり克服

 

これを知ることができれば、たくさんの人が救われる・・・
公式サイトはこちら

page top