レッドリボン(赤い色のリボン)
レッドリボンは昔からヨーロッパに伝わる風習の一つで、
病気や事故でなくなられた方々へ追悼の意を表すものでした。
アメリカでエイズが社会問題になり始めた1980年代の終わり頃、
演劇界や音楽界で活躍する芸術家たちにもエイズ感染者が増え、亡くなる人もいました。
エイズが原因で亡くなったアーティスト仲間を思い、
そしてエイズに苦しむ多くの人々への理解と支援を訴える意味で
このレッドリボンがアメリカの各地で使われ始めたのがきっかけで、
今では世界各国に広まったといわれています。
現在はレッドリボンが国連合同エイズ計画(UNAIDS)のシンボルマークにも使われています。
12月1日の世界エイズデーになると赤いリボンをつけている人を見かけることが有ります。
これはその人がエイズに関して偏見を持っていない、
エイズとともに生きる人を差別しないという意思表示です。
レッドリボンの意味を知ることは、いまや世界の常識となりつつあります。