どもりの治し方【朗読】
私の友人は、朗読を使ってどもりを治しました。
ラジオで放送される朗読を使ったそうです。
やり方は、まずラジオを点ける。
あるいはカセットテープに録音したラジオの朗読を再生し、
それに続けて自分も声に出していくという方法です。
英語などの語学学習のシャドーイングのような感じです。
実際の会話のスピードより少し遅い朗読を選んでいたそうです。
最初は親と一緒に、やがて自分一人で毎晩続けました。
ラジオ放送を使い続けた理由は、新しい朗読が必要だったからだそうです。
つまり、何十回も同じ朗読では、ストーリーに慣れてしまってつまらない。
飽きてしまうことを避けるためです。
そしてもう一つは、わかっている言葉よりも初めて聞く朗読の方が難易度が高いから。
この挑戦心が良かったのかもしれません。
ただ、この治し方は非常に根気がいるものかもしれません。
私の友人は小学校の頃から始め、どもりを完全に治したのが20代半ばです。
つまり、約15年ほど続けたことになります。
こんなに長い期間、朗読を使った治し方だけを続けられる人が何人いるでしょうか?
確かに試す価値がある治し方だとは思います。
実際に私の友人は、この治し方で治したのですから。
しかし、ある程度続けてみて効果が認められないようなら、
現実的ではない治し方だと判断して、他の方法に移行した方がいいかもしれません。